優しい人とそうでない人の違いは、どこから来るものなのか?
いつか自分で「幸福の庭」を作ってみたいと思っています。
画像は、近所の団地の庭です。作られた庭のようなので、混沌としているのですが、実はきちんと計算されているのでしょう。
でも、この混沌さが好きで、よく写真を撮らせてもらって、気持ちを癒されています。庭というか緑って、何か人を癒す効果がありますよね。
最近考えていることに
優しい人と優しくない人の違いは、どこからくるのかしら?
ということです。
私は、コールセンターで仕事をしているのですがが、当然ですが電話の向こう側の人って、いろいろな人がいます。電話って相手の顔が見えない分、声や話口調に、その人の性格がとても出ているような気がします。
面と向かって話をしていたら、こんなことは言えないだろうに、っていうようなことも平気で言えるような気がするのです。
電話を受ける毎日の中で、ふっと感じた疑問です。
例えば、こちらが間違えた案内をしてしまって謝った時に「大丈夫です」とか「気にしないで」言ってくれる人もいます。
反対に、入電時から怒っている人や、ちょっと聞き返しただけで機嫌が悪くなって怒り出す人がいます。こちらは普通に対応しているだけだし、こちらのミスであれば、きちんと謝りますが、始めから怒っている人ってどうなんだろうなと思います。
この差って何なんだろうな?と考えることがあります。
人に優しくできる人とできない人の差というのは、どこから生まれてくるのでしょう?
人に優しくできない人=怒っている人という訳ではありませんが、すぐに怒る人とか怒りを人にぶつける人というのは、人に優しくできない人でもあると、私は思ってしまいます。
ちょっとのことで怒鳴る人とか怒る人というのは、たまたま嫌なことがあって、むしゃくしゃした気持ちだったので、それを人にぶつけてしまっただけなのか?それとももっと遡って、育った環境や性格などにもよるのでしょうか?
私自身、実は怒りっぽい性格でした。…でした、というのも歳をとるとともに、だんだん怒りの沸点が低くなったということや、怒ることが面倒とか、怒っても何のいいこともないことに気づいたりして、以前のように怒ことも少なくなってきました。
そう考えると、やはり性格や育った環境や、現在の環境も影響するのでしょうか。
まぁ、人間だから、嫌なことがあったり、虫の居所が悪かったり、体調が悪いとか、小さなことで怒ってしまうこともあります。
私もやはり、まだまだだと思うのですが、イライラしたり、怒ってしまうこともあります。でも、怒った後って、嫌な気持ちしか残らないのですよね。怒って、多分言われた方も嫌な気持ちだっただろうし、言ったこっちも全然いい気持ちではありません。
それに怒っても仕方がないことは仕方がなく、どうしようもないことは、どうしようもありませんが、謝ってもらえば気持ちがすっとして、気持ちは収まります。
気持が収まるのは、相手に自分の言いたいことを聞いてもらえるから、気持ちが落ち着いていく、というのもあるかもしれせんね。私自身もそうですが、怒っている時に自分の話を聞いてももらって、怒っていることの意味を分かってもらえると、怒りの気分は落ち着いていきます。
電話で話していても、こちらが相手の言うことに真摯に耳を傾けると、相手もだんだんと気持ちが落ち着いてくるようです。最初から怒っている人でも、だんだんとトーンダウンをしてきたりします。
sこういう人は本当は優しい人だけど、たまたま虫の居所が悪かったということもあるかもしれませんが、ほんの僅かですが、最初から最後まで怒りをぶつけ、暴言を吐いたりする人もいます。
こんな電話を受けた後は、むかつくとかよりも悲しくなり、苦しくなります。その人の悪いものが電話線を通って、こちらまで伝わってきてしまうからです。
育った環境というものは変えられませんが、性格を直すことはできます。なかなか難しいことではなるけれど、なるべく優しい人になれればいいな、と思っています。(50歳をとうに過ぎて、今更かもしれませんが)